自賠責保険・自賠責共済の基礎知識

自賠責保険・自賠責共済の基礎知識

交通事故被害者が知っておきたい自賠責保険・自賠責共済についての基本的な情報を紹介しています。

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自賠責保険(自賠責共済を含む)は、自動車損害賠償保障法(自賠法)にもとづき、交通事故の被害者の保護・救済を目的に作られた保険です。

 

ナンバー交付を受けた全ての自動車(原付バイクを含む)に加入が義務づけられている強制保険です。自賠責保険に加入しないで公道を走行すると罰則があります。

 

被害者救済が目的ですから、人身事故のみが対象で、物損事故は対象外です。

 

自賠責保険 5つの特徴
  1. 被害者が加害者の自賠責保険に対して、損害賠償金の支払いを直接請求できます。
  2. 当座の治療費や生活費などが必要なときは、被害者が加害者の自賠責保険に仮渡金請求(賠償額の一部前渡し)できます。
  3. 被害者に重過失(7割以上の過失割合)があったときに限り過失相殺される仕組みで、減額割合も過失割合より小さく設定されていますます。
  4. 免責事由が、重複契約を除き、保険契約者・被保険者の悪意によって生じた損害のみに限定されています。
  5. 自賠責保険から支払われる保険金(賠償額)は、国が、支払基準・限度額を法令で定めています。