どんなときに過失相殺され、どんなときに過失相殺されない?

交通事故の損害賠償請求で過失相殺されるかどうかは、被害者の過失が損害の発生・拡大に寄与しているか否かで判断されます。

 

どんなときに過失相殺され、どんなときに過失相殺されないのか、具体例を紹介します。

過失相殺されるケースの具体例記事一覧

ヘルメット不着用やシートベルト不装着が原因で、損害が拡大したと考えられるようなときは、過失相殺が適用されます。ただし、受傷の部位や程度によっては、ヘルメット不着用やシートベルト不装着が損害の拡大に影響しているとはいえない場合もあります。ヘルメット不着用やシートベルト不装着を理由とする過失相殺にあたっては、損害拡大との因果関係を正しく評価することが必要です。目次ヘルメット不着用の過失相殺と過失割合シ...

子どもが道路に飛び出して交通事故の被害に遭ったときでも、「飛び出し」を被害者の過失として過失相殺されることがあります。ただし、小さな子ども(幼児)の場合は、過失相殺が否定されることもあります。被害者が子どもの場合、過失相殺するかしないかの判断の分かれ目は、被害者である子どもに「事理弁識能力(過失相殺能力)」があるかどうかです。つまり、過失相殺が問題となる場合、被害者である子どもに事理弁識能力が備わ...

駐車場内での事故の過失割合・過失相殺率の基準は、一般道路の場合と異なります。駐車場は、車両の駐車を目的とする施設ですから、車両の後退や方向転換が頻繁にあり、歩行者の往来も多いといった特殊な場所です。そのため、車両の運転者は、周囲の車両や人の動きを予測し、十分注意して運転することが求められます。駐車場内での事故の過失割合・過失相殺率は、そういった駐車場の特殊な事情を考慮して判断されます。ここでは、駐...