交通事故の被害者がやりがちな3つのミス

Point
  • 交通事故の被害者が絶対にやってはいけない、でも、やりがちな3つのことがあります。適正な損害賠償金を受けられなくなってしまうので、注意が必要です。

 

被害者がやりがちな「3つのこと」とは?

交通事故に遭った被害者が、やりがちな3つの間違った行為をまとめています。適正な損害賠償金を受け取れなくなるので気をつけましょう。

 

これダメ!
  1. 「怪我はないから」「急いでいるから」と、すぐ現場を立ち去る。
  2. 相手から「○○万円で示談にして」と言われ、その場で応じる。
  3. 運転中にスマホを操作していたことなど、自分に不利な情報を隠す。

 

急いでいても、すぐにその場を立ち去ってはいけない

急いでいるときに交通事故に遭った場合、「相手の名前と連絡先だけ聞いておけば、後で何かあっても大丈夫」と思っていたら大間違い。被害者がやりがちな「これダメ」です。

 

「何かあったら後で連絡するので、連絡先だけ教えて」と、相手の名前と連絡先だけ聞いて事故現場を立ち去ってしまったり、「怪我はないから」と、相手の身元も確認せず、その場を離れると、後で困ったことになりかねません。

 

身体に何も異変がなかったのならいいのですが、何日がたって症状が現れることもあります。そのときになって治療費を加害者に請求しようとしても手遅れです。

 

電話がつながらないという場合だってあり得ます。連絡できたとしても、そもそも交通事故が発生したとき警察に報告していないので、交通事故証明書を発行してもらえず、保険会社に保険金を請求することができません。

 

どんなに急いでいても、怪我がないように見えても、必ず警察を呼ぶことが重要です。

 

即決示談してはいけない

事故現場で、相手から「○○万円で示談にして」と持ち掛けられても、決して、その場で示談に応じてはいけません。

 

逆に、被害者の側が、治療費や修理代、慰謝料など、お金を要求することもダメです。その場で取り決めをしてサインなどをしてしまうと、あとから正当な損害賠償金額を請求できなくなる恐れがあります。

 

軽微な物損事故なら、ある程度の賠償額で、事故現場で即決示談するケースもあるでしょう。しかし、人身事故や車同士の物損事故の場合、過失割合によって賠償額が大きく変わってきます。

 

相手からまとまった金額を提示され、軽い気持ちで即決示談に応じたら、思った以上に被害額が大きかったということがあります。後から症状が出たり、重い後遺障害が残ったりして、治療費がかさむこともあります。

 

一度成立した示談は、原則として、やり直しができません。

 

即決示談がいけない理由
  1. 事故原因の過失が、とちらにどれくらいあるか明確でない。過失割合によって賠償額が大きく変わる。
  2. 怪我の程度や車の破損状態が、事故直後ははっきりしない。むち打ちのように時間が経ってから症状が出たり、後遺症が残る場合がある。
  3. 事故現場で成立した示談の賠償額を保険会社が認めない場合がある。

 

具体的な過失割合も賠償額も分からないうちに、保険会社を介さず、示談に応じることは絶対にするべきではありません。特に傷害事故の場合は、医師の診断を待ってから示談交渉を開始すべきです。相手に頼まれて物損事故扱いにしてしまわないことも重要です。

 

警察に事故を報告せずに示談を成立させてしまうと、交通事故証明書が交付されず、保険金が出ないだけでなく、事故そのものがうやむやにされてしまう恐れがあるので注意が必要です。

 

自分に不利な情報を隠してはいけない

被害車両の方も、スピード違反や運転中にスマホを使用していた場合があります。事故直後にこうした情報を隠していて後から発覚すると、示談交渉で不利になることがあります。

 

警察の事情聴取には、正直に話しておくのが賢明です。

交通事故に遭った被害者の心得(3つのNG)

交通事故に遭った被害者が、やりがちだけれども、ゼッタイやってはいけない3つのことをまとめておきます。

 

  1. どんなに急いでいても、怪我がないように見えても、すぐにその場を立ち去ってはいけない。
  2. 即決示談に応じてはいけない。
  3. 自分に不利な情報を隠してはいけない。

 

あとで正当な損害賠償金額を請求できなくなってしまうので、注意が必要です。

 

お困りのことがあったら、今すぐ交通事故の損害賠償請求に詳しい弁護士に相談することをおすすめします。早く弁護士に相談するほど、メリットが大きいのです!

 

弁護士法人・響

 

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